オーシャンズ11

オーシャンズ11(2001年)

監督:スティーブン・ソダー・バーグ
代表作品:エリンブロコビッチ トラフィック


主演:ブラッドピット
ジュリア・ロバーツ
アンディー・ガルシア
ジョージ・クルーニー
マット・デイモン
ケイシー・アフレック
スコット・カーン
ドン・チードル
エリオット・グールド
バーニー・マック
カール・ライナー


== さくらの思い ==


これは、1960年の作品「オーシャンと11人の仲間」のリメイク作品だそうです。
さくらはまだ見ていないので、今度借りてみようと思います。

オーシャンズ11は、賛否が極端に分かれていますが、さくらは
たいへん楽しく観ることが出来ました。(●^o^●)
あの巧妙な作戦が、目を見張るもので、釘づけでした。
このあとの覚書がすっごく長くなってしまったけど、
この巧妙な作戦を忘れるのも惜しいと思って・・・ついつい(-"-;A ...汗

しかし、アンディーガルシアの顔は、やっぱりかっこいいですね。(* ̄。 ̄*)ウットリ



== さくらのための覚書 ==

ダニエルオーシャンは、12回の詐欺で初めて5年の有罪となった。
服役後、結婚指輪を持って保釈される。

彼はアトランティックシティーのカジノへ出向き、フランクと再会する。
フランクに昔の仲間のラスについて尋ねると、ラスベガスで芸能人にカードを
教えていると言う。そこに、オーシャンは向かいラスと再会する。

「大仕事をしないか?」とオーシャンはラスに持ちかける。
大仕事とは、あのラスベガスのベラージオ、ミラージュ、MGMグランドのカジノの金庫を
狙うと言うものだった。これは、オーシャンが5年の服役中、練りに練った計画。
しかし、その金庫はホテル王ベネディクトのもの。バレれば身内まで復讐される。
そんな危険をも顧みない、仲間を探さなければならなかった。

オーシャンとラスは、昔の仲間など9人を呼び寄せる。
黄金の指を持つスリの達人ライナス、爆破の達人のバシャー、カジノオーナーのルーベン
メカに強い車両のバージルとターク兄弟、カードディーラーのフランク、
引退した元詐欺師ソール、配線のプロ リビングストン、中国系アメリカ人でアクロバットの達人
イエンが集まった。これぞ犯罪ドリームチームの完成だった。

金庫は、地下60M。警備システムはミサイル基地なみ。そしてその金庫までの経路は・・・
①カジノのケージを突破
②3つのドアを抜ける(但し各ドアの暗証番号は12時間ごとに変わる)
③本物の指紋の照合が出来ないと動かないエレベーター
④カジノと金庫双方からの音声確認
⑤エレベーター抗には無数のセンサー、自動制御を切ると出口が締まり捕まってしまう
⑥無事に下まで降りられれば、あとは機関銃を持った警備員と至上最強の扉を
持つ金庫だけ

9人は、とにかくセキュリティーが厳重だと言う事が知らされる。
そんな彼らに、たった一つだけグッドニュースが知らされた。
それは、その金庫の中身。平日は7千万ドル、休日で8,9千万ドル。
そして実行日は、ボクシングが行われるということも手伝って、
金庫には驚愕の1億5千万ドル入ってるということ。

みんなが唖然とする中、ソールがオーシャンに落ちついた口調で
「無事に金庫には入れたとして、金庫からその大金を
持って出られるのか?」と聞いた。オーシャンは「ああ。」とだけ答えた。

オーシャンが作戦実行のために、各自に予習をさせることに。

1.現場偵察(フランクとライナス担当)
3つのカジノの勤務態、現金カートの経路、セキュリティーパス保持者、出身地、あだ名などなど
それと、カジノの出口だけは押さえさせた。

2.電力(バシャー担当)
ボクシングの最中に、ベガスを停電させるための操作

3.監視(リビングストン担当)
カジノのビデオと音声配線を借りて、自分たちの部屋でモニター監視する。

4.ベラージオの金庫を自分たちの倉庫に、練習用として厳密に作成

5.諜報活動(ライナス担当)
ベネディクトの監視役をして、彼を見張る

6.輸送手段(フランク担当)
バンをフランクが購入。安く買いつける。

準備が整った頃、ライナスがベネディクトについてラスに報告を挙げた。
それはそれは、素晴らしく頭の切れる男だった。
毎日同じ行動をとり、従業員の名前は全部頭に入っている。
支配人の話を聞きカジノの隅々を熟知する。そして、毎日7時半に
従業員から黒ファイルを受取りレストランへ行くのだった。
その黒ファイルの中身は、カジノの売上と例のドアの暗証番号だった。
ライナスの口から、最後に彼の妻の存在を知らされる。
テスと言う女性。彼女は、オーシャンの前妻だった。

ラスはオーシャンを呼び出し、金か前妻かどちらが目的なのか問いただした。
オーシャンは「この家業を始めた時に、失うものは何もなかったはずなのに
テスを失ってしまった。」要するに、彼はテスも取り戻したいのだった。
そんなオーシャンにラスは言う。「問題なのは取るものが二つあること。一つしか
取れない。」と。でも、オーシャンは「上手く行けば2つとも手に入る。」と言い放った。

ソールは「ライマン・ゼルガ」というヨーロッパの武器商人に成りすまし、カジノに入る。
ゼルガはホテルの支配人に、ベネディクトに話しがあるから自分のテーブルに来るように言った。
怪しむベネディクトだったが、ゼルガのもとへやってくる。
ゼルガは、ベネディクトに「ボクシングの夜、私あてに大事なものが入った
黒かばんが届くので、保管庫よりも安全な場所に保管してくれ。」と交渉した。

その頃、オーシャンはテスに近づき「君を迎えに来た。」と勝手な事を言う。
テスは、信用しない。「ベネディクトは君を笑わせる?」と問うオーシャンに
テスは「泣かせたりはしないわ。」と。
「ベネディクトだけは辞めろ。」と言った所に、その本人が登場。
偶然あっただけだと言い残しその場を去るオーシャンだった。

日は変わって、ホテル王ベネディクトはかつてルーベンから買い上げたホテルを
ダイナマイトで崩壊しようとしていた。その会場にはテスが来る。
テスに熱い視線を送るオーシャンの背後に、しっかりベネディクトを見張るライナスがいた。
そして、爆発。その影響で、街中が停電になってしまった。
ホテルの部屋で、一人仕掛けを作っていたバシャーが不安になり、様子を見に行く。
他の9名はベラージオのダミー金庫を使って予行演習をしていた。
そこにバシャーが現れて「あの爆破のせいですべてがめちゃくちゃだ!」と伝える。
しかし、彼にはちゃんとそれに代わる考えがあった。
「ピンチ」と言う爆弾を使うという。
核爆弾は、特殊な電磁波を発生しその電磁波で、電源が麻痺するしくみに
なっている。ピンチは、同じような電磁波を出すが人を殺さない爆弾だった。
バシャーが言うには、ベガスの街を30秒だけ停電にすることができ、
1台だけあると言う。その場所は、カリフォルニア研究所。すぐさま、盗みに行く彼らだった。

ピンチを無事盗み、ホテルに帰ってくるオーシャンに、リビングストンから忠告がある。
テスに近づいたことで、ベネディクトから目をつけられたと。それを聞いた
テスは、オーシャンにこの作戦から下りるよう忠告した。

そして、オーシャン抜きで作戦を実行することになる。
まず、テスはライナスに賭博委員の立ち居振る舞いを教育した。
ソールはゼルガに成りすまし、カジノへ。例の黒かばんの到着。
バシャーは、ピンチを車に積み町外れの駐車場に。
イエンを入れたカートをカジノまで運ぶ双子の兄弟。

ゼルガのかばんをセキュリティーゾーンまで運ぶベネディクト。
ボクシングの試合見たさに、支配人にその場を任せカジノへ向かった。
そこに賭博委員役のライナスが、ベネディクトに話しかけ、フランクの事で話しがあると話しかける。
その場にフランクを呼び、カジノでのいざこざを嫌うベネディクトの前で、わざと押し問答を
繰り広げる二人。読み通り、別室で話をすることになった。そこでは、
ライナスが彼の悪い経歴だけをベネディクトに話し、さらに有色人種であることを
強調し、暴れさせる。暴れるフランクを除ける振りをして、ライナスはベネディクトの
胸ポケットから、ドアの暗証番号が書かれたカードを見事スルのだった。
一部始終をビデオと音声で監視するリビングストンとラスは、カードを盗んだ瞬間に
双子にカートを運ぶよう指示を出す。セキュリティーゾーンまで来た彼らは、
鍵を忘れた振りをして、ドアの前でケンカをする。見かねた従業員が「俺が運ぶ」と
いって、無事に指紋照合を済ませ、エレベーターも抜け金庫まで運ばれたのだった。

その頃、ライナスはベネディクトと廊下を歩きながら話していたが、ポケベルを忘れた!と
ベネディクトに言い、一人部屋に取りに戻る。でも、それはフリで、彼はエレベーターに。
監視カメラの映像をリビングストンが何も映ってない物とすり替え、その隙にライナスは
天井を破りエレベーター抗へ。なんと、そこにはオーシャンが待ちうけていた。
二人は、エレベータ抗で命綱につながれ、停電の時を待った。
別室では、他のメンバーも停電の瞬間を待つ。
バシャーが、駐車場でピンチを作動し、計画通りベガスの街は暗闇になった。
その隙に、オーシャンとライナスはエレベーター抗を抜け、地下のイエンの待つ金庫前に到着した。
扉を壊すための爆破装置を設置し、無事爆破を済ませ金庫ないに入る二人。
そして、3人で1億5千万の大金をかばんに詰込む。

その頃ベネディクトは、ボクシング会場をあとに、テスと歩いていた。
するとテスのポケットで電話が鳴り、ベネディクトが出ると「金庫破りだ!」と
ラスが告げる。ベネディクトは、あわててセキュリティールームに向かった。
モニターには、先ほどまでの映像がリビングストンの手でながされていた。
ラスは電話を続け1億6千万盗んだことを明かし、モニターには爆薬をしかけられた、
8千万ドルを映した。そして、残りの8千万ドルを運ぶのは、あんただ!と言う。
8千万ドルを黙って渡せば、金庫内の8千万は返してやるが、邪魔をしたら
すべて爆破すると。

ベネディクトは警備員を呼ぶよう支配人に言いながら、ラスの要求を飲むことにする。
ラスは、ベネディクトに
バッグ6個をエレベーターに載せるので、上についたら警備員にバッグをカジノに
運ばせるように指示した。
カジノまで20秒以上かかったり、中身を変えていたら爆破すると言う。
さらに、バッグをホテル前に止めてある白いバンに載せること
仲間が無事に脱出できれば、お金は爆破しないと言う。
ベネディクトはそんな彼の要求を飲み、すべて実行する。
そして、白いバンを追跡させたのだが・・・

白いバンは空港へ向かっていた。
追跡し、追いついた従業員は、ドアをあけて驚く。運転席には監視カメラがあるだけ。
これは、あの双子の兄弟が、リモコンで動かしていたのだった。
邪魔をしたと言うことで、車を爆発させたが、宙に舞ったのはお金ではなく
ピンクチラシだった。

一方ホテルでは、支配人が呼んだ機動隊員が潜入したが、やはりこちらも
爆破されてしまう。そして宙に舞ったものは、やはりピンクチラシ・・・
おかしいと思ったベネディクトは、ビデオをよく調べるよう指示した。
「床にホテルのマークが描いてあるか?」と。
そう、このビデオはあのダミー金庫で練習している時の風景。
そして、潜入した機動隊も彼らだったのだ。
いかにも武器が入っているような、大きなかばんをもち
その中に、大量の札束を入れて持ちかえっていたのだった。
110番通報はすべて、リビングストンの手で、自分たちの部屋につながるようになっていたのだった。

一人部屋にいるテスのもとに、「88CHを見ろ!」と電話が入った。
テレビをつけるテスの目の前には、ベネディクトとオーシャンの映像が。
オーシャンが「金を取り戻したら、テスを忘れるか?」と問う。
不安な思いで見守るテスをいとも簡単に裏切ってしまうベネディクトの回答は
「忘れよう。」だった。
テスは、部屋を出てオーシャンを探す。そして警察に連行されるオーシャンを見つけ
「待って!私の夫なの!!」と。

これで、1億6千万ドルとテスを手に入れた、ドリームチームの面々は
噴水を眺めながら、満足げな表情を浮かべた。そして、一人一人散っていく。

オーシャンが釈放になるその日、ラスはテスを連れて迎えに来た。
車で走り去る3人を、ベネディクトの手下が後を追う。
必ず復讐する、彼だから。




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